「上田綺世は、どんなプレースタイルの選手なの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。鹿島時代から応援してきた私にとって、上田選手は“ゴール前で違いを生み出せる正統派ストライカー”という印象です。
現在はオランダのフェイエノールトでプレーする上田選手ですが、プロとしてのスタートは鹿島アントラーズでした。2019年に鹿島で公式戦デビューを果たし、鹿島では103試合で47得点を記録しています。[参考:フェイエノールト公式](https://www.feyenoord.com/en/news/feyenoord-signs-japanese-international-ayase-ueda)
上田綺世のプレースタイルは「裏への動き」が魅力
上田綺世のプレースタイルを語るうえで、まず注目したいのが相手の背後へ抜け出す動きです。相手ディフェンダーの前に立ち続けるのではなく、味方がボールを持った瞬間に一歩下がったり、逆に一気に走り出したりします。
この動きによって、相手の守備ラインにズレが生まれます。サッカーでいう「裏抜け」とは、ディフェンダーの背後のスペースへ走り込むこと。上田選手はこのタイミングがよく、パスを受ける前から得点につながる場所へ移動しています。
鹿島の試合でも、派手なドリブルを何度も見せるタイプではありませんでした。しかし、気づいたときにはゴール前にいる。その感覚こそ、上田選手の大きな武器だと思います。
ゴール前で落ち着いて決める得点力
上田選手は、シュートの種類が多いことも特徴です。右足での正確なフィニッシュだけでなく、クロスに合わせるヘディングや、相手の前に体を入れてからのシュートも得意としています。日本代表でも軍を抜いたシュートパワーがあります。
特に印象的なのは、ゴール前で慌てないことです。速いボールに対しても、最初から強く蹴ろうとせず、コースを見て流し込む場面があります。ワンタッチシュートとは、パスを受けてすぐに打つシュートのことですが、上田選手はこの判断が速く、相手に準備する時間を与えません。
また、相手と競り合いながらでもシュートまで持ち込める強さがあります。体格を生かしたポストプレー、つまり前線でボールを受けて味方につなぐプレーにも成長が見られます。
空中戦
上田は高さだけで圧倒するタイプではないが、ヘディングの質はかなり高いです。跳躍力があり、ボールの落下点へ入るタイミングも悪くなく、当てる姿勢も整っているため、見た目以上に空中戦で戦うことができます。また、相手から観て同一視野に入れることができない位置で待つことができ、ディフェンダー側からすれば、上田綺世を抑えることが難しくなっています。また、クロスに対してただ飛ぶだけでなく、しっかりミートして枠へ飛ばす感覚を持っているのが特徴です。サイズの印象以上に、ヘディングで得点や競り勝ちを期待できるストライカーである。
この要素は、相手守備にとって警戒点を増やす。上田を地上戦の裏抜けだけの選手だと見ていると、クロス対応でも痛い目を見ることになる。背後への飛び出し、足元での連携、そして空中戦まである程度備えているため、守備側は対応を一つに絞れない。センターフォワードとして幅を持たせているのは、こうした複数の得点手段を備えているからである。
特に、ゴール前での一瞬の勝負に強い点は地上戦と共通している。ヘディングでも必要以上に大ぶりにならず、タイミングと体の使い方で勝負できるため、クロスの質さえ合えば十分に得点源となる。高さの絶対値ではなく、飛ぶタイミングと当て方で優位を作るのが上田の空中戦である。
プレー集
まとめ
上田綺世のプレースタイル・特徴は、裏への動き、ゴール前での冷静な決定力、そして空中戦です。鹿島時代から磨いてきたストライカーとしての感覚は、海外の舞台でも大きな魅力になっています。
次に試合を見るときは、ボールを持っていない上田選手の動きにも注目してみてください。ゴールが生まれる前の“準備”が見えてくるはずです。
